CP-F03a-KKのテザリング機能について検証しました。Wi-Fiテザリング機能は普通に動作するので割愛し、Bluetoothテザリングだけ紹介します。対向のデバイスは、iPhone(親)、iPad(子)で行いました。Bluetoothテザリングは、Wi-Fiテザリングに比べて低消費電力であることと、一旦ペアリングをしておけば、接続を再開するときに、操作する側のデバイス(子)での操作のみで、接続を開始できることが大きなメリットです。親デバイスは鞄の中に入れたまま、子デバイスのみで開始できます。
Bluetoothテザリングの消費電力のメリットは、テザリング動作中よりも、待機中の電力です。動作中の差は15~20%の差(Wi-FiとBluetoothの差)程度ですが、待機時はWi-Fiの場合、ほぼテザリング動作時に近い値まで上下動するのに対し、Bluetoothテザリングで待機した場合は、通常の待機状態に近い値になります。このためスマートフォン側は常にBluetooth待受状態で待機させておき、iPadなどの子デバイス側を操作するだけで、テザリングの開始・停止ができます。Wi-Fiテザリングの場合は、待機消費電力が大きいため、通常は停止しておかなければなりません。このため利用する度に、親機のWi-Fiテザリング機能をON/OFFする必要があり、利便性が大きく劣ります。
ちなみにテザリング中の消費電力は、LCDが点灯していないため、フル稼働時の約半分となります。Bluetoothテザリングの場合は、それが15~20%少ないことになります。転送速度は劣りますが、テザリング機能としてはBluetoothが便利です。
CP-F03aがホストになって他のデバイス(iPad)へインターネットアクセスを提供する
[設定]-[その他]-[テザリングとポータブルアクセスポイント]を選択
Bluetoothテザリングにチェックを入れる(親になる設定)
Bluetoothペアリングを行う
周辺のすべてのBluetoothデバイスに表示に変更
iPadからのペア設定リクエストに答える
iPadとのペアリングに成功
この時点で、iPadからCP-F03aの3G通信を通じて、インターネットアクセスが可能です。
CP-F03aがクライアントになって、他のデバイス(iPhone)経由でインターネット接続する
Bluetoothペアリングを行う
ペアリングに成功したら、右端の設定アイコンをタップする
インターネットアクセス用に接続にチェックを入れる
iPhoneを経由してインターネットアクセスが出来る