A500KL(日本版)でのテザリング動作を解説します。テザリングには、USB接続も選択ですが、Wi-FiかBluietoothのどちらかが便利です。
1. USBテザリング
2. WI-FIアクセスポイント
3. Bluetoothテザリング(推奨)
Bluetoothテザリングの消費電力のメリットは、テザリング動作中よりも、待機中の電力です。動作中の差は15~20%の差(Wi-FiとBluetoothの消費電力差)程度ですが、待機時はWi-Fiの場合、ほぼテザリング動作時に近い値まで上下動するのに対し、Bluetoothテザリングで待機した場合は、通常の待機状態に近い値になります。このためテザリングの親機であるスマートフォン側は常にBluetooth待受状態で待機させておき、子機側のiPadなどを操作するだけで、テザリングの開始・停止ができます。しかしWi-Fiテザリングの場合は、待機消費電力が大きいため、使わない間は停止しておかなければなりません。このため利用する度に、親機のWi-Fiテザリング機能をON/OFFする必要があり、利便性に大きく劣ります。
ちなみにテザリング中の消費電力は、画面を消灯しているため、フル稼働時の約半分となります。Bluetoothテザリングの場合は、それが15~20%少ないことになります。Bluetoothテザリングは、Wi-Fiテザリングに比べて低消費電力であることと、一旦ペアリングをしておけば、接続を再開するときに、操作する側のデバイス(子)での操作のみで、接続を開始できることが大きなメリットです。親デバイスは鞄の中に入れたまま、子デバイスのみで開始できます。このように転送速度は劣りますが、テザリング機能としてはBluetoothが便利です。
テザリングの設定
設定の無線とネットワークの中から設定していきます。
Wi-Fiアクセスポイント または Bluetoothテザリングの選択
Bluetoohテザリングを選択
Bluetoothペアリングの実行
下記の例ではiPadとのBluetoothペアリングを行ってみました。ペアリングが完了した時点でiPadは、直ちにZenfone5を介してインターネットへのアクセスが可能になります。
Wi-Fiテザリングを行う場合
Wi-Fiアクセスポイントのデフォルト設定
出荷時は下記にように設定されていますので、実際のご利用時には変更したほうがよいでしょう。Wi-Fiテザリングをしたいデバイスから、WI-Fi APのスキャンを行うとASUS Phoneが見つかります。パスワードを入力すると接続が完了し、インターネットへの接続が可能になります。
SSID ASUS Phone
セキュリティ WPA2 PSK
パスワード 1234567890
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