まず裏蓋を剥がしてSIMを挿入します。A500KLは完全に3Gモデルと同じ筐体であり、裏蓋は3Gモデルと付け替えることもできます。3Gモデルからの変更点は下段のSIMスロットが塞がれて、シングルSIM仕様になっていることです。SIMスロットの形状は変らずマイクロSIMサイズです。
電源を投入すると下記の画面が表示されます。この時点では通信はまったくつながっていない(時刻も初期値)ですが、仕向地日本仕様でもないのに、デフォルトが日本語で立ち上がります。挿入されているOCNのデータSIMで、日本だと判別しているようです。
ここでも「日本語」がすでに選ばれていますので、次に行きます。
SIMを挿入しているので、モバイルネットワークとWi-Fiの設定をすることが促されます。接続したいアクセスポイントを選択し、パスコードを入力してください。
次は、Googleのアカウント設定を行います。
終わったらASUSアカウントの設定になります。これは初めてなので、取りあえず新規作成をしました。
メールアドレスとパスワード(ASUSアカウント用の)を設定するだけで登録が終わります。(メール認証なし)
同期についての設定を促されます。これは親切な配慮と思います。
日時の設定も変更不要で、次に進みます。
ASUSに利用データ送信を許可するかを設定します。許可するメリットはないので、許可しませんを選択しました。
無事にセットアップが完了しました。
クールなトップ画面です。ここで残念ながらアンテナピクトが立っていないのが見えます。
プリセットされているAPN情報
国内発売が近いのか、かなりMVNO情報がプリセットされています。OCNは残念ながら共通IDではなく空欄になっているので、手入力が必要です。
OCNをセットアップしましたが、残念ながら接続できません。下記のように3Gの電波は掴んでいますが、データ通信ができません。
次にソフトバンクのガラケー契約SIM(銀SIM)で試してみたところ、全く何もしなくても、データ通信まで完了しました。このままではパケ死状態なので、すぐに止めないとなりません。ソフトバンクのガラケーSIMでパケット定額を契約していても、スマホでアクセスした分は外部にパソコンをつないだ通信だと見なされ、膨大なパケット費用が課せられますのでご注意ください。
Open Softbankで完全にAPN情報がプリセットされていました。
まとめ
日本未発表なのに、かなり日本向けの作り込みが終わっており、発売時期が遠くないことを感じさせます。OCNのデータSIMカードは動作せず、LTEも日本バンド対応されていないのはモデム・ベースバンドのファームウェアの問題であり、これは実際には日本仕向けモデルは入れ替えられるでしょうから、あまり心配はありません。現時点でのSIMフリーLTE機のお薦めは、携帯性を重視ならLG G2 mini、5インチ以上の大きなサイズが好みならASUS Zenfone 5 LTEを待つのが良いでしょう。
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