予想より早く出荷が始まったUPQ Phone A10の到着のご報告です。WCDMAのBand6接続問題など色々疑念も上がっていますが、詳細は次回以降になりますので、ご了承ください。今回は技適の残念なお知らせがメインです。
化粧箱
デザインはクールでシュリンクパックされており、安物感はなく好感触です。ただし原産国表示がないので、関税法規定に違反していると思われます。
同梱物
同梱のアクセサリーはACアダプターとマイクロUSBケーブルだけというシンプルな構成です。ACアダプターは5V/1Aの通常品です。保護フィルムはすでに本体に貼られているので、すぐ使い始めるのには便利です。
バッテリーパック
1800mAhでPSE認定品です。ここには原産国表示がありました。
バックカバーを外した様子
バックカバーを外すとバッテリーの交換、マイクロSIMスロットx2、microSDカードx1の装着ができます。
技適マーク
電波法の頭3桁の018から、「株式会社認証技術センター」で認証を受けた登録番号であることがわかります。現時点ではまだ総務省のサイトには掲載はありません。同認定期間は新しく、HuaweiやAlcatelなどがここで認定を受けています。
事業法のほうは、残念ながらD区分での認定となっており、データ転送専用端末としての許可しか受けてないことを意味します。このためA区分(移動電話用設備)としては無許可となり、国内で音声通話を行うことができません。しかしながら、この製品は音声通話がハードとソフト共に可能となっているため、再申請と全品回収になると思います。まずは音声通話をできなくするファームウェアへの強制アップデートを指導されるかもしれません。
本体
使用前に、本体右上にあるタグを使って保護フィルムの上に貼られたフィルムを剥がします。
背面
ホワイトモデルなので、背面も白のバックカバーです。UPQはホワイトモデルが良いと思います。
保護フィルム
あらかじめ貼られている保護フィルムには、気泡が数カ所あります。仮の保護フィルムと考えたほうがいいでしょう。
初回起動
SIMを入れて電源投入すると、いきなり通知と共に3Gに接続した状態で立ち上がりました。通常の初期設定から始まるスマホと異なり、すでに起動済みの端末かのようです。
優先SIMカードの更新
この時点で通話とSMSに使うように促されるので、ここから技適違反領域に突入です。実際に通話はしなくてもCS接続した時点で危ないです。
APN情報
プリセットされているAPN情報はドコモ以外は、なぜか日本通信だけです。DMMがないところが不思議です。
Google日本語入力
日本語入力はGoogle日本語入力がセットされています。
設定パネル
APN情報を入力するために、設定パネルを開きます。プリセットされたAPN情報が少ないため、ほぼ手動で入力しなければなりません。今更これは面倒な作業です。今回もBiglobe SIMで試してみました。データ通信はOFFになっているので、このパネルでONにします。
データ通信
APN情報を入力すると、無事3Gデータ通信が可能になり、Chromeを開くとようやくGoogleアカウントの入力を促されます。
まとめ
なぜか4G通信にはならず、3Gもバンド6で接続できているか確認はできませんでしたが、一応3Gデータ通信ができたことを確認し、音声通話はあえて試さずに、今回は終了です。Wi-Fiは修正された通り2.4Ghz帯のみの対応で、5Ghz帯は非対応でした。それでは次回をお楽しみに。